贅沢病

贅沢病とは、恵まれた環境に慣れてしまい、
それを自分は愚か全員にとって当たり前だと思ってしまう事です。

例えば、家の前にあったコンビニが潰れてしまったとします。
一番近いコンビニは歩いて10分。そんなのコンビニじゃないと思ってしまいます。
全国規模で考えれば、コンビニが徒歩で行ける範囲に存在する事が稀なのに。

例えば、都心の山手線は3分間隔で運行していますが、
世界規模で考えると常軌を逸したダイヤです。
ところが、それに慣れている人は電車を待つ事が苦痛になります。
低コストのためにある公共交通機関は待って乗るのがあたりまえなのに。
国際線なら、飛行機の中にいる時間より空港の待ち時間の方が長いかもしれません。

贅沢病になると、日常の些細な事に幸せを感じる事が出来ません。
贅沢病になると、自分は偉いのだと勘違いします。
贅沢病になると、一般的には必要十分な事でも、自分はまだまだレベルが低いと思い込みます。
贅沢病になると、他人を羨ましく思うようになり、自分が不満になります。
贅沢病になると、したい事が今すぐ出来ない状況を不満に思います。