先日、ファイルサーバについてのエントリを書いたが
結局作りたくなってきてしまった。
速度はともかく、圧倒的に容量が足りない。
家庭用とはいえ多岐にわたる用途に使用しているためだ。
まずは、今現在のMac miniサーバについて考える。
今現在あるファイルサーバの容量が常に限界という状態の上、
データの冗長性が全く確保されておらず
『安価だがインスタント』という域を出る代物ではないのだ。
更に、G4のMac miniを転用した物なので、PPCプラットフォームなのだ。
OSは、PPCと言えどソフトウェア資産の豊富なDebianだが
逆を言えば、Debianでしか運用できないということでもある。
これはかなり恐ろしい事だ。
ただ、G4はパワーとランニングコストがサーバに向いており
今現在その部分での不満は全くないばかりか、満足している。
(ちなみにG4のTDPは約55Wである)
現サーバについて纏めると、ストレージだけが不満、ということになる。
次に、今使用していないPCでファイルサーバを作る事を考える。
このマシン最大の問題はランニングコストにある。
CPUにPrescottコアのPentium4 3EGHzを搭載しているのだ。
このCPUは今でも普通に世の中で使われているものだ。
デスクトップユースでも現役として十分堪えられるパワーはあるが、
TDPは103Wと、割高となる。現状の2倍近くだが、パワーは2倍以下だ。
ただ、RAMは1.5GBと、家庭用としては申し分無い。
更にPCIバススロットを持っているATXマザーボードなので、
S-ATAポートを増やして比較的安価にRAIDを組む事が出来るだろう。
シャドウx4、5インチx4の口を持つケースなので搭載数は問題ない。
ただし、CPUファンを大きく静穏の物に交換しない限り安息は訪れないだろう。
今付いているのは2003年に買ったファンである。
そろそろ5年になるのだから、ノイズも出そうものだ。
そしてなにより夏が怖い。Pentium4は本当に凄い廃熱なのだ。
纏めると、初期費用は安いがランニングコストが高く、維持できるか判らない。
最後に、新しくファイルサーバー専用マシンを作る事を考える。
ケースは、サーバ向け。5インチベイがずらりと並び、
中央にDVDドライブが一つあるようなものだ。
CPUはCore2Duoのモバイル版を選ぶといいかな。
SocketはMかPとなるため、マザーボードは必然的にそれに追従する。
しかしATXでの選択肢が少なく、かなり高価なので簡単には手を出せない。
RAIDはソフトウェアで組むと安価で楽で自由度が高い。
(ゲームサーバでもない限り、ハードウェアRAIDにする性能的メリットは無い)
書いていて思ったが、SATAを持った小さい中古マシンを買った方が良くないだろうか。。
ハードウェアの品質的にも多分その方が安価な気がする。