GSATA

JMicron Driverにしてやられた。

GIGABYTEのマザボには、GIGABYTE SATA2(GSATA)という機能がある。
これはIntelのチップセットであるサウスブリッヂチップ、ICHが
IDEポートを非サポートとした事による救済?対応?策で、
各マザーボードメーカはこういった独自のIDEサポートをしている。
SATAが普及してきたとはいえ、使われてきた期間が長いためか
光学ドライブ等でもまだまだ需要のあるインタフェースなのだ。

このGSATAであるが、結構高機能で、IDEポートの他にSATAポートも
提供している。そしてSATAとIDEを混ぜてRAIDできたりする。
最大の特徴は、GSATAにつないだドライブへ、特に別途ドライバ無しで
Windowsをインストールできる事だ。従ってICHのポートと同じ感覚で使える。
結果的にSATAはICHの6ポートと、GSATAの2ポートで計8ポート使える。
PCI-E接続と思われ、速度面でも十分なキャパシティがある。
更に更に、外部接続用のブラケットが付属しており、上記のうち2ポートを
eSATAとして使える(外部への電源供給もできる)。

このように書くと、まるで至れり尽くせりに思えるが、実は結構厄介な問題を生む。
このIDEポート、Windowsドライバが不良なのか、そのままでは遅くて違和感を抱く。
具体的には、HDDの音から察するにPIOモードで動いているような感覚を覚える。
GSATAでRAIDをしなければこのドライバは必要ないので、消してしまう事にする。

以下に対応策を書く。
0 BIOSで、GSATAがIDEモードで動いている事を確認(RAIDやAHCIではない)。
1 デバイスマネージャでGIGABYTE RAID/SATAという感じの名前の
 JMicron Driverが無いか探す。
2 あれば、ドライバの更新を行う。その際ドライバは自分で指定するようにする。
3 JMicron Driverと、もう一つWindows標準のIDEドライバが候補に表示される。
4 Windows標準のIDEドライバ(デュアル何とか)を選択し、インストールする。
5 再起動する。

ドライバが切り替わり、デバイスマネージャでIDEポートが見えるようになる。
そのままDMAで動いているかどうか調べ、確認できたらOK。
おそらく体感できるほどにスムーズになる。