ETVコンサート

核実験をしようとしている北朝鮮を差し置いて次の話題。

ETVはファミリーコンサートを毎年行っているが、参加者でそれをブログにつけている方がいる。

1999年3月20日、幕張メッセ。
教育テレビ40周年 NHKチャリティーコンサート
『おかあさんといっしょとゆかいななかま わくわく大行進』
の記録を抜粋する。

このコンサートは、ETVの幼児向け番組に登場する人やキャラクターが総出演して歌って踊るものだ。
おかあさんといっしょのにこにこぷん・ドレミファどーなっつ・ぐーちょこらんたん等は確実に出演するが、幼児向け番組は個性あるキャラクターが溢れ返っていて、どのキャラクターがレギュラーなのかはよく見ていないとわからない。

イベント概要としては、人気番組「いないいないばぁっ」でこれまた人気コーナーの「ちびっこまん体操」を、ETVを代表するお兄さんお姉さんがやっちゃう企画が発動したのであった。

番組を見たことがあればおわかりだろうが、「ばぁ」の体操コーナーに出演しているのは、よちよち歩きのチビすけどもばかりである。まだ人間になりきっていない我が道を行くマイペースなヤツらばかりなのである。ETVの越後獅子・かなちゃんと巨大なイヌのぬいぐるみ・ワンワンが、健気に体操している間、彼らは思い思いの行動をとる。気が向けば体操に参加することもあるようだが、ぼんやりと虚空を見つめる者、カラフルなセットに目を奪われる者、自らの指を賞味している者、流れている曲とは無関係に手拍子する者……。
 と、まあ、このような愉快なシーンが毎日展開しているわけだが、なんと、乳児コスプレの5人衆は、このシーンを完全コピーしてしまったのだ!
 番組やイベントで見せるいつものニコニコ笑顔ではなく虚ろな表情。リズムからずれ、拙い動き。さすがに佐藤は「体操のおにいさん」という役割から逃れられなかったのか、かなり忠実に体操をしていたが、その他の面々は、セットをいじる、突然笑い出す、手をぶらぶらさせる、しゃがみこむ等々、まさに「ちびっこまん体操」の世界である。
 しかも! 途中、茂森は、床に寝転がり、足を空中高く振り上げ、ばたばたさせたのである! スカートの中は全開だ! なにせ我々は前から3列目で観覧しているのである。茂森の前に立ちはだかるワンワンが邪魔だったとはいえ、当然丸見えである。
 共布で作ったオムツカバーのような大きなピンクのパンツを着用していたのだが、見せパンであろうが、パンツはパンツ。茂森あゆみのパンツ丸見え。いくら現役最後のイベントとはいえ、こんなにサービスしてどうする。いいのか。これぞ眼福。会場に1000人はいるであろうパパたちの胸中や如何に!
 一方、松野。こちらは、露出ではなく演技でサービスである。突然ステージ前方に走ってきてえへらえへらと笑ってみたり、妙な表情を作ったり。ええ塩梅の壊れ具合である。「おかあさん」に登場したばかりの頃のかたい笑顔を思い出すと、なんとも感慨深い。
 ところが、茂森&松野の大健闘をよそに、一人、場をさらってしまった者がいる。そう、志ん輔師である。志ん輔師、体操が始まるやいなや、口を半開きにし、ぼーっとした表情でステージ中央に立ちつくしたのであった。これは目立つよ。他のメンバーが細かい芝居を必死に繰りひろげているというのに、観客の視線独り占めである。エンターテインメントの世界で生きる本職としての意地か。さすがである。

きょういくてれびのたまてばこ より引用

非常に見たかった。
すごくバカで、クレームがくるかもしれないのに、こういうことをするのはとても勇気あるネタだと思う。
というか、この歳になってETVをじっくり見たりしているのは俺だけであろうかとか思っていたが、よく考えたらチビすけがいる家庭の親は当然見ているわけで、世代的に俺はOKである。たぶん。