てらんないのよ!
と、職場の同じチームの先輩(男)が愚痴ったので飲み会になりました。
長野県に来て初めての飲み会らしい飲み会です。ちょっぴり楽しみにしていました。仕事も早々に切り上げ、いざ飲み屋さんへ!田舎の飲み屋は、チェーン店よりも個人経営のほうが気兼ねなく行ける雰囲気があります。俺以外は30代ばかり?でもIT業界は外見で年齢が分からないもんです。
飲み会というものは、普段の仕事中に言いたくても言えない事をザクザクと言えるものです。上司が。
私は派遣という業務形態の上で存在しているため、多少猫を被っていることもあるのですが、客先の雰囲気として「バイトも契約も派遣も請負も正社員も、できるのであれば分け隔てなくやる」という感じなので、気楽です。上司は、部下の給与査定をしますが、私の給与査定をできません。私のレートはプロジェクトの予算が出た時点で上限が決定し、たいていの場合最初から上限ギリギリに設定するので、例え頑張ってくれても、客先上司が簡単に決められるものではないということです。それが、つらいと言われました。(まぁ調子のいい変態(でも偉いんですよ)な上司なので、調子いいこと言ってるだけかもしれませんが。それに、派遣元の会社にもより、査定方法は様々です。ちゃんとした所なら、結果の他にプロセスも査定要因として見ますよ)
派遣打ち合わせ(いわゆる面接)時には、客先のいろいろな部署の方が見えて、俺という人材を「ウチがほしい」「いやウチがいただく」ということをやります。オークションみたいなものだと思ってください。このときに、その上司と初めて会ったわけです。最初見たときはタヌキみたいな顔だなーとか思ってたんですが、俺は特に議論もされず、その時点でその人に捕まったらしいです。「目を見て一瞬で決めた」とか言ってました。俺の視力0.07の目を見て決めたそうです。10cm前の新聞が読めない目…
近くの席に、ライバルの派遣会社であるアル〇ス技△の方がいるのですが、「最近の社員の流行はアル〇ス叩き」とか言ってました…。とりあえずうちに来ませんかと勧誘。社員数の1/4が派遣という結構、外部資材を多く使っている客先ですから、社員さんの中には、派遣で働きたいと思っている方もいらっしゃいます。一見かっこよく見えるんでしょうね。個人のスキルが直接関わってくるあたりとか、プロジェクトごとに来たり帰ったり。客先が潰れても、我々は派遣先変えるだけですむ程アッサリしているのに、客先とは親しくお酒飲んでるわけですから。人材ビジネスは今が旬です。
ドラマ電車男の主人公はオフィス派遣の会社に勤めている営業さんです。私もこの業界の端くれですし、派遣もピンきりでひとくくりにはし難いのですが、ああいう派遣は社会的にどうしても偏見があるものです。変わらないのかな?と思いますが、悪徳業者がいることは本当で…
会社は、正社員に給与の3倍を使うと言われています。例えば、月に20万円貰える人は、実際には福利厚生やその人のための会社備品等維持管理費などで40万円近く使っているということです。この40万円は、当然ですがその社員の働きで得た利益を使っています。その人の利益が60万円超だから、会社の利益と諸費用引いて20万円が給与としてもらえると考えて問題はないと思います。で、それを実際に見る機会は普通ないのですが、私の場合、会社柄モロにそれを見ます。もちろんこれは正社員の場合ですが、例えば自分の利益が60万円超なら40万円くらいは貰いたいなあと思う方も当然います。
フリーエージェントになると利益全部もらえるんですが、すべて管理を自分でやるので大変ですね。