Xenosaga the Animationに出てくるわけの分からない単語を解説していきます。
ゲームもアニメも、これを見るだけで世界観にどっぷりさ。
第01話
KOS-MOS
人工生命コスモスの人名
第1話では拘束具を付けて登場する
ゾハル
事象変異機関ゾハルのこと
ゾハルに干渉できる思念があるとき、ゾハルは事象を変異させて思念を現実にさせる力がある。
言わば神の力を持った機関。そしてゼノの歴史の要
ゾハルは宇宙創生の頃から存在し、地球で発見されるが行方不明になっていた
第1話では宇宙空間に漂っていたゾハルを発見・回収するところから始まる
エーグス(A.G.W.S.)
人方端末兵器。簡単に言うと戦闘用モビルスーツの名前
ウヅキ主任
シオン=ウヅキのこと
シオン
シオン=ウヅキのこと
メガネをかけたベクター社の社員。一見タヌキ
エンセフェロン
KOS-MOSの戦闘実験をするための仮想実験空間
ゲート(ゲートアウト)・障壁
空間を捻じ曲げて使う技術が確立されている
ゲートとは、ハイパースペースと通常空間を繋ぐ部分を指す
ゲートを使う空間歪曲航法は長距離の宇宙航行では必須の技術
ゲートアウトは、ハイパースペースから通常空間へ出ることを言う
EPRレーダ
電子常磁性共鳴(Electron Paramagnetic Resonance)のこと。
別名をElectron Spin Resonance(電子スピン性共鳴)という。
高分解能核磁気共鳴(NMR。Nuclear Magnetic Resonance)とならぶ、物質の磁気分光法(物質の持つ磁気を共鳴させて画像化する方法と考えてください)のひとつで、主に『生体ラジカル』などを測定する分野において有効の兆しがある。EPRパラドックスを応用している。
EPRパラドックス
量子力学的相互関係にある二つの粒子――例えば電子――があったとする。この二つの電子(電子A・電子B)は右回りか左回りのスピンを持ち(どちら向きかは観測されるまで判らない)そのスピンの和はゼロであるとする。この電子を互いに正反対の方向へと放出する。放出された電子が十分に離れたところで、片方の電子のスピンの向きを観測器によって観測する。その時、電子Aが右回りのスピンであったと観測されたならば、二つの電子のスピンの和はゼロであるのだから、もう一方の電子Bのスピンの向きは左回りであると一瞬のうちに――たとえ数光年の距離を隔てていても――確定される。
量子力学は”観測されるまではなにものも決定されず在るのは確率のみ”という理論であるので、上記結果は電子Aから電子Bへと瞬時にして(光の速度を超えて)情報が伝わったことを意味する。これをEPRパラドックスという。 EPRとは、アインシュタイン、ポドルスキー、ローゼンの頭文字のことで、上記パラドックスは三人が共同論文内で考案した思考実験の一例である(論文では光子であったらしい)。後に実験室でもそれが確認されている。
U.M.N.
ウーヌス・ムンドゥス・ネットワークの略
全宇宙を結ぶ情報ネットワークで、その特質でもある非局所性を利用し、空間跳躍や超光速通信に用いられている。ウーヌス・ムンドゥスとは、C.G.ユングが唱える、世界に対する超越的な上位王構造体のことで、これによって共時性やEPRパラドックスといった物理学上の矛盾点をEPRパラドックスといった物理学上の矛盾点を説明出来る他、心と心、心と物質といった相互に補完、連絡しあうモノ同士の関係も説明できるとされている。一なる世界。非可逆転送方式である空間歪曲航法で結ばれる宇宙空間の航路。ベクター社に構築された。
局所変異
ゾハル(又はゾハルのエミュレータ)をつかった局所事象変異のこと
グノーシス
人類に対して敵対行動をとるという事実以外全てが謎に包まれている存在。実在事象とは切り離された“ある領域”に存在するため、通常、接触は出来ない。外見上はさまざまなタイプが存在しており、便宜上、それぞれに幻想生物の名がつけられている。
百式観測器
ヴォークリンデに搭載される予定であった、対グノーシス用索敵レアリエンのこと。ヒルベルトエフェクト展開能力を持っている。
レアリエン
合成人間。REALIANと表記する。分子工学の集大成ともいえる存在で、その体組織構造も、炭素ベースの人間に近いタイプから、珪素や果ては液体金属ベースのタイプまで、その用途別に様々な種類が存在する。ヴォークリンデで運用されているレアリエンの多くはヴェクター製の個体で、炭素、珪素のハイブリッド体である。ミルチア紛争後は、軍隊や惑星改造といった特殊かつ過酷な環境下で使用されるレアリエン以外は感情抑制が施されておらず、その基本的人権も法的に認められている。ただし、初期設定時に多少のバイアスをかけられている為、比較的同傾向の人格を形成するようである。このバイアス処置には、レアリエンによる犯罪を未然に防ぐ意味合いと、それぞれの用途に特化した能力に限定されているとはいえ、結果的に劣らざるを得ない人間たちに対する配慮も含まれている。 レアリエンの製造を行っている企業は多数存在するが、基本的にその基幹プログラム―つまり中枢神経系は全てヴェクターの OEMである。これはブラックボックスとなっており、メンテ、調整の範囲を超えた次元の処置、改造はヴェクター本社でしか出来ない構造となっている。
百式レアリエン
ベクターの合成人間。百式観測器と同義。
D.S.S.S.(ディートリプルエス)とその組となるヒルベルトエフェクトを統合したシステム「百式システム」は、実現されて間もない最新技術であり、数十トンのシステム容積を必要とするものである。よって理論的に人型サイズまでそのシステムを小型化する事は不可能とされており、実際軍で正式採用となった百式システムは、その本体(15メートル四方の大型コンピューターの様な機械)とパーソナルデバイスとしての量産型百式レアリエンというシステム構成になっている。この百式システムは、KOS-MOSに装備されているものと同様の技術であることから、両者には何らかの関係があるものと思われる。
ヒルベルトエフェクト
虚数領域へと干渉するための限定領域発生装置。正確には限定“知覚”領域発生装置。実数、虚数…、重なり合って存在するそれぞれの波動を“共通言語”に “翻訳”し、プランクスケールまで縮小している虚数領域への干渉可能範囲を意図的に拡大する。これにより、物理法則の異なったグノーシスに対しての実在事象からのアプローチが可能となる。
ベクター社(ヴェクターインダストリー)
食品、薬品、各種ソフトウェア、ハードウェア、果ては平気や通信に至るまで、およそ文化文明に関する全ての物の生産流通を手がける連邦最大の巨大企業体。多数の部門に分かれており、その中核を成すのが第一?第三開発局である。その歴史は古く、連邦発足当時にまで遡る事が出来る。星団連邦に属する組織でありながら、U.M.N.を構築して軍事と通信ネットワーク分野を掌握する勢力
コラム間
U.M.N.転移ゲートは、一定のエリアごとにコラムと呼ばれる中継ポイントが存在し、このコラムのよって全宙域の転移ゲート同士が結ばれている。脳神経の結節点のようなもの。各コラムにはその影響範囲が存在するため、範囲外からのゲートジャンプは出来ない。
ミルチア憲章
ミルチア紛争後に制定された連邦法
ジオデシック構造体
バックミンスター・フラーによって考案されたドームの構築法。U.M.N.の基幹構造体を視覚的に表すと、ジオデシックドーム様になることから、こう呼ばれている。
ディートリプルエス
“Double Slit Sensory System”の略。グノーシスを知覚する為の虚数領域知覚装置の事。ヴェクターによって開発されたもので、二重スリット状をしたカメラ面で構成されており、A.G.W.S. や戦闘機のセンサー部分に装備されている(軍用A.G.W.S.は胸部、ヴェクター製のA.G.W.S.は腰部)。原理的には、量子力学でよく喩えに用いられる、光子の二重スリット通過実験に近い。
LPS
Local Positioning Systemの略。艦内での各課員の状況(位置情報や身体機能のモニタリング)をCIC(戦闘情報センター)に知らせるシステム。第1話で全課員の情報量を遥かに超えるキャパを持っている筈のLPSが輻輳(ふくそう)を起こした理由としては、 A.G.W.S.によるD.S.S.S.の並列使用が考えられる。索敵、固着用の百式観測器が無い状態では、A.G.W.S.は自力でグノーシスの干渉タイミングを弾き出さなくてはならない。その為、常時A.G.W.S.のD.S.S.S. をバックアップしているCICのメインフレームに負荷がかかったと考えられる。
第02話
アルベド
だれだこいつは!!
百式
百式レアリエンのこと
ブロック
この頃の宇宙船はあまりにも巨大なため、沢山のブロックを繋ぎ合わせて作られている。必要があれば、個別にブロックをパージできる。ブロックはメインシャフトで繋がっており、メインシャフトが破壊されると船は崩壊する。
ロジカルドライブ
論理推進器。それまでの反動型推進器に取って代わった、新しいタイプの宇宙船推進器。進行方向の空間の位相を書き換えることによって前進する。移動に際しては相応のエネルギーが必要とされるが、その装置自体の小型化は比較的容易であるため、転送型ジェネレーターを装備した艦載機、 A.G.W.S.などにも採用されつつある。
星団連邦
約五十万の惑星によって構成される星間統合国家。
連邦法の定める枠内において、各星系ごとの独立自治を執っている。主星はフィフス・エルサレム。
ユーティック機関(U-TIC機関)
正式名称は、”Unknown Territory Interventing and Creation”
――不可知領域への干渉及びその創造――機関。
エピソード?を通して触れられる”ミルチア紛争”に大きく関わっていた組織。十数年間にわたって歴史の表舞台から退いていたが、物語冒頭となる T.C.4767年、再びその姿を現すこととなる。連邦に属さない独立した組織であるが、その技術力と軍事力は政府、軍のそれを遥かに上回るものを持っている。その前身はミズラヒ悩物理学研究所――つまり、その創設者はヨアキム・ミズラヒとなるのだが、彼と現在のマーグリス達との間にどのような接点があるのかは不明。
ゲートジャンプ
通常空間からハイパースペース――超空間へと移行すること。ワープインと同義。
ハイパースペース
直訳すると”超空間”。ゲートジャンプ時に船などが通過する特殊な空間の事。視覚的にはチューブ状となっており、俗に言うワームホール等と同様の物と思われる。
女の子
???
第二ミルチア
現ミルチア自治州政府の主星。直径13200キロメートル。重力比1.03。
惑星改造後、間もない星の為、まだ大地のあちこちに原生林が繁茂している。海中の大気生成浄化用ナノマシンも未だその機能を継続させており、宇宙からは薄緑色の惑星に移る。シオンの実家がある。
不定期貨客船エルザ
マシューズ船長の船。
全長166メートル。質量8400トン。ローエングリン級高速航宙クルーザー。
以前は、とある犯罪組織が所有していた高級船舶であったが、マシューズの手に渡ってからは、貨客用に改造され、現在はクーカイ・ファウンデーション船籍の船として運用されている。マシューズによって、船体のいたる所に無許可の隠し武器が艤装されているが、外観からはまず判別できない。また、その主推進機関は、最新のロジカルドライブ(論理推進装置)に換装されており、そのスピードは宇宙一を誇る――らしい。(トニー談)
エルザとは、歌劇「ローエングリン」に登場するヒロインの名。