事故のことばかり書いていてしょぼくれてるので、別のことかきますね。
近頃、HDD&DVDレコーダが売れているそうです。
HDDに同時多チャンネル録画ができる上に、テキトーに録っておいて、後から保存したければDVDに焼きこめる勝手のよさがウケているのはよくわかります。おれも欲しい。
でもね、2010年までに、全国で現行テレビのアナログ放送からデジタル放送に切り替わるんですよね。(アナログ放送の電波は停波、ストップします)
これ、このデジタル放送って、コピーワンスのプロテクトがかかるんです。
デジタル放送は、コピーワンス放送。
コピーワンスってのは一度しか録画できないってことです。
つまり、HDDに録画したら、それきりです。DVDに移せません。
DVDの録画機能があってないようなものに。。
それから、HDD(ハードディスクドライブ)。HDDはDVDと違って、一時的な保存に向いています。高速でアクセスできますし、大容量です。しかしながら、外しておいたりできませんし、モノによっては2?3年で壊れてしまいます。HDD&DVDレコーダの注意書きをよく読むと、HDDの故障については保証されていない事がお分かりかと思います。それほどHDDは壊れやすいのです。もし壊れたら、データ(録画した番組など)は全て消え、有償にて新品に交換する必要があります。費用は2万円程度でしょうか。これもまた2?3年で壊れるかもしれません。
また、コピーワンス放送はDVDに録画することはできますが、HDDを介さずに直接、記録することになります。編集?できるわけがありません。CMだろうがカットされずに入りますよ。
そして、コピーワンス放送を録画できるDVDは、CPRMというプロテクト規格に対応していなければならず、まだ少なく、対応機種も微妙です。
現状でCPRM対応し記録できるDVDは、DVD-RWとDVD-RAMのみとなります。
DVD-R,DVD+R,DVD+RWでは録画することすらできないわけです。
(最近はCPRM対応DVD-Rが登場しましたが、使えるレコーダがほとんどありません)
HDD&DVDレコーダは本当に便利で、時間に束縛されないテレビライフが楽しめる非常に有効な手段です。
しかし、それもテレビがアナログ放送である限り。
2010年までにゴミとなります。
日本の放送業界はイカレポンチです。アメリカみたいに、ムーブの概念を認めればいいものを。
ムーブとは、HDDに録画した番組を、DVDに移すときにHDDから消去することで”録画物自体は一つ”を実現するものです。
つまり、録画コンテンツを「移す」わけですね。こうすれば、要らないCMを抜いたり編集したりしてから、DVDへ書き込むことが可能になります。
日本の放送業界は、録画コンテンツの著作権を主張する時に、編集を認めません。
ビデオデッキについているCMカットですら、近い将来に訴訟問題になるかも。(もっとも、ビデオデッキはVHSのアナログ録画なので容認されるかもしれませんが)