自分の性格や行動に弱点や問題点があって、
それを自覚、公言しているにもかかわらず、直そうとしない。
そこを直さずに、しかし別の手段で何とかしようとする人がいる。
気持ちと、考えは別である。
例えば、
自分は目が悪い。眼鏡をかければよく見えるし、仕事の能率も上がるだろう。
しかし、めんどくさいし金がかかるから矯正はしたくない、という人。
自分は成績が悪い。きっと勉強を沢山すればいいだけ。自分は勉強不足。
しかし、正直勉強したくないし、切羽詰まった気分にもならない、という人。
考えは正解なのだが、気持ちは最低、行動できず、何も解決しない。
自分にも当てはまるが、そいういうパターンの人は実に多いはずだ。
何故か?
気持ちと行動は直結しているからだ。
結局、正しい考えはだれにでもできるのだ。
それを「いい子ちゃん」と呼ぼう。
しかしながら、気持ちがダメだと行動もダメだ。
自分にウソ付くのはしんどいことなのだ。
考えが良くても、気持ちがダメなら行動もダメ。
逆に言えば、考えが無くても、気持ちがあれば行動はできる。
同様に、気持ちを変えるのは、考えでなく行動である。
先に行動しないと何も変わらんのです。
考え無しの行動はやめろ!という人もいるかもしらんが、
行動の目的はやる気の増幅なので、目に見える結果は求めていない。
私も長年、遅刻魔だった。何度も危機感を感じたし、切羽詰まった気分にもなった。
自分が悪いのも重々理解はしているものの、直らなかった。
非常に緊張した状態で寝れば、だれだって起きれるのであるが
それが数ヶ月単位に及ぶと慣れと甘えが出てしまい、元に戻るのである。
直ったのは、「極端な行動」をとってからである。
それまでより、2時間以上早く寝て、30分以上早く出社するように決めた。
それを数ヶ月続けたところ、
目覚ましが無くても毎朝決まった時間に起きれるようになった。
今では、何時に寝ても、決まった時間に起きれる。(ただし平日に限る)
それは身体が覚えたというよりは、
気持ちがそれを当たり前だと認識したんだと思う。