「兄さん殺し」という
一日の正確な時間は「23時間56分4秒」である語呂合わせが存在します。
似たもので √2は1.4142356…であるが、
この語呂合わせも「いよいよ兄さん殺す」です。
さて、先にあげた1日の正確な時間ですが、
この1日とは、地球が自転で1回転する時間であることに注意してください。
地上から見て太陽が南中し、次の日にまた南中するまでの時間は、
間違いなく24時間です。
地球は太陽の周りをまわる、公転をしています。
もし、地球が自転をしないまま公転するとどうなるでしょうか
↓◎が太陽、◑が地球です。半分の白い部分が日本の位置です。
夏
◑
秋◑ ◎ ◑春
◑
冬
こうなるわけです。自転していないので、ずっと日本は←の方向を向いていますね。
気づきましたか？
実は、地球が全く自転をしなくても、日本は1年の間に昼と夜の時があるのです。
公転するだけで南中していた太陽は、一年後にまた南中するのです。
公転するだけでその昼と夜の24時間分が「ゆっくりと」1年かけて発生するのです。
その24時間を、公転の1周分＝1年（365日）で割った時間は、大体4分弱。
1日は24時間より4分弱短くなります。
「自転による1回転にかかる時間は、23時間56分4秒」
「公転しているから、自転で1回転した約4分後に、太陽が地球から見て元の位置になる」
23時間56分4秒というのは、そういうことなのです。