東京のとんちんかん条例について

個人的には、何らかの規制はあっても仕方が無いと思う。
子供でも誰でも立ち寄れる街角の本屋やコンビニに
当たり前のように存在するポルノ本。

ただポルノが売っているだけならともかく、
背徳感を煽るなど明らかに犯罪な内容のポルノは
女性や子供の人権を無視しすぎている。

その様なコアな表現が手軽に買えてしまうのは、
社会の倫理観に欠けているのではないかと思う。
(男性は、BLが当たり前になった世界で
 自分の奥さんや娘がそういうのを好きだったらと
 想像していただければ理解できると思う)

また、無法地帯と化している同人誌の世界ともなると
昔から倫理観をあえて無視している側面からして
インターネットによる幅広い年齢、地域への有名化、
つまり市場拡大が起きてしまった今、無視できない問題だ。
(億の市場ともなれば、それは既に産業である)

無論、思想や表現の自由は保証されるべきで
なんらかの手段は無ければならないが、
それは何が善で何が悪かをしっかり判断できる、
大人でなければ責任が取れない場所にあったほうが良い。
この「善し悪し」は個人の価値観の問題ではない。
タバコや酒と同じだ。

東京の条例は、内容があまりにも大雑把なため
解釈の幅が広過ぎて世の中に混乱を招いたが
上記のように一部理解できなくもないのである。

サブカルチャーが一般化する事を望んでいるオタクもいるが
一般化した途端に、秩序のため自由が奪われる事もある。
それが理解できないようであれば、幼稚と言わざるを得ない。