地デジは、電波に乗っている信号が暗号化されている。
地デジの録画の流れを説明する。
アンテナで受信した電波をチューナで復調し、
取り出した信号にかけられている暗号を解除すると
MPEG2~TSという形式のデータを得る事が出来る。
MPEG2は様々なデジタルAV機器で使用されている
標準的な動画圧縮形式であり、もちろんPCでも扱える。
録画は、この形式のデータをただディスクに記録するだけだ。
要は、地デジの録画の鍵は暗号の解除なのである。
暗号の解除にはB-CASカードが必要となり、
また不正な手段で解除すると違法となる。
ところで、地デジ機器の中でも当然上記と同じ事が行われている。
従って暗号解除後の回路から信号を直接取り出すと、
きちんとMPEG2-TSのデータがとれるのである。
この手段を使うと、PCでデータを取得でき、録画が可能となる。
回路がある限り録画は可能と言える。
阻止する手段は一つしか無い。
機器を分解したら回路が破損する構造にするのだ。
実際、セキュリティが重要視されているICカードは、
分解すると中身が破損するようになっている。
ただし、修理が出来なくなる。