iPadが登場した。

ホリエモンが豪語しているが
日本で電子書籍が比較的低価格で買えればウケるかもしれない。
新刊ハードカバーで\1500でも、電子版で\100?\150とかなら買って読むでしょ。
コミックス\500でも、電子版で\50なら超気軽に買うよね。
中古/印刷/製紙業界が大打撃だけど、それは時代の流れってことでFinalAnswer。

つか、本の値段って原価のほか、出版社の取り分が大きい。
それに中古市場を悪というのなら、それより安い価格で正規品を提供すればいいだけの話。
もちろん、物体である本と、データの価格が近いようじゃお話にならない。
本で\1500、データで\1000なら、迷いなく本を買うだろう。だって中古で売れるし。

もっと言えば、iPad向け電子書籍にはDRM(要は暗号化)を設けないで欲しい。
紙媒体のメリットは、媒体だけで可読という点にある。
iPadでしか読めない本は、本に非ず。
例えばiBookStoreで買った書籍がキンドルやiPhoneでも読めればいいが。
まあ差別化のためにないだろう…

iPadは、iPhoneとMacBookの、良いとこ取りに見える。
MacBookでiLifeしか使わない人は、iPadの方が良いかもしれない。
重さ、バッテリ、使用場所に悩まされなくなる。
また、オンラインに直結しているPIM機能は、PDAとして歓迎できる。
同じコンセプトのiPhoneは、PDAとしては小さすぎて仕事には使えないからだ。

iPadは、性能も大きさも違うiPhoneのAppが使用可能である。
iPhoneで開拓した市場を使う事で、スムーズに販売軌道に乗せる予定であることが伺える。
逆に言えば、iPhoneが無いと売れない製品だとわかる。
iPhoneと同じシングルタスクUIと制限がある背景はそれかな?

ちなみにiPhoneがシングルタスク UIである理由は、タッチパネルだからである。
画面全体がコントローラになる為、必然的に画面全体をアプリが占有するわけだ。
例えば、凹凸の無い画面の一部だけタスク切り換えバーにすると使い難くなるだろう。

そのためiPhoneのAppは、ホームボタンを押された際は「終了」ではなく「中断」を行う。
中断の際に必要な情報を保存する仕組みがOSに用意されているが、
どのように中断するかはアプリ開発者に委ねられる。
いつも終了したように見える不便なアプリは、そうする必要性が何かしらある為である。

iPhoneのアプリは、常に「中断」の危機にさらされている。
電話着信、SMS等の通知、iPodコントロール、バッテリ切れなど、
いつどこから突然中断されるか分らない。
しかし、安全で迅速に中断して、再開できる設計にしなければならない。
パソコンのアプリとは全く違うため、ユーザは違和感を覚えるかもしれない。

余談だが、アプリが安全に中断している姿が体感できる方法がある。
Mailで、受信中や送信中にホームボタンを押して画面が切り替わっても、
ホーム画面の裏で送信完了などのサウンドが鳴り、きちんと完了する。
この事から判るように、本当はマルチタスクOSなのである。
シングルタスクUIを採用しているが、マルチタスクを使っているからこそ、
遅延の減少に一役買っているわけだ。