ラインプリンタの話

インクジェットプリンタってヘッドが左右に動くでしょ?
ラインプリンタは、ヘッドが紙幅より長いから動きません。
ヘッドの往復を紙が待つ必要が無い為、
ガッガッガッと断続的では無く、ウィーンと連続的に出てきます。
つまり、印刷が速いのです。
他に、ヘッドが稼働しないため印刷結果にシマ模様ができません。

でも一般的なラインプリンタはFAXに搭載されている感熱印刷か
オフィスや病院で使われている、うるさいドットインパクトです。
当然ながら、カラー印刷はできませんね。
カラーで印刷コストが一番低い方式はインクジェットです。

インクジェットのラインプリンタもあるにはあります。
各社が開発中ですが、問題点が多いため後手になっています。
私はハード屋ではないので、詳しい所は知りませんが、
普通に考えてヘッドが大きい分、詰まり易そうですよね。
A4機で葉書ばかり印刷してたら、葉書より外側のヘッド穴が詰まるし、
クリーニングしたら一気にインクが無くなるでしょう。
ヘッド穴のうち1つでも詰まれば印字結果に縦の白線が生まれます。

現状のインクジェットプリンタにおける
ヘッドが小さいとリスクが少ない、という利点が見えてきますね。

インクジェットラインプリンタが発売されれば、
高解像度な写真印刷がもっともっと速くなるでしょう。