実は3日、飲み会の数時間前には現地に到着しており、
カフェでゆっくり読書をしていた。
ところがこのカフェ、人口密集地の割に座席が少ない。
抹茶ラテの入ったマグ持たされ、立って空席を待っていたのである。
僕の前の女性客も、同様に待っていた。
茶髪のカールヘアに、超盛ったマスカラ。すんげえメイク濃い。
キャバ嬢?こんな昼間から?ロリ顔だし。って関係ないか。
少しすると、店員に案内される前に空席ができたので、
その子が座るだろうと待っていたが、何故か移動せずにいた。
このままじゃ詰まってしまうので声をかけてみた。
「あそこ空いてますよ。お先にどうぞ」
「ぁ…いいです。おさきにーどぅぞ…」
「え、でも。あなたの方が先ですし…」
「うーん」
声も小さいし、引っ込み勝ちな態度だった。
変な遠慮されるのもめんどくさいし、早く座りたいので提案した。
「あーじゃあ、もしよければ、2席なので2人で座りません?」
「え?一緒にですか?」
「はい。それとも、誰か待ってます?」
「いえ一人ですー。じゃあ、座りましょうか(^-^)」
ということがあった。
かなり予想外な事を言われたのだろうか、
驚いた顔をされたが笑っていた。
こういうの、悪くないなと思った。
ユングによると、民族や人種を超えた全ての人の無意識層には
普遍的に存在する概念が存在するという。
言い方を変えると、無意識の中でわき起こる感情や考え方は、
全人類で生まれながらに共通しているということだ。
Aさんが無意識に快感や嫌悪を感じる事象は、
BさんやCさんも同じように感じる可能性があるというわけだ。
これを、集合的無意識と言う。
だから何。
いやだからね、自分が素直に嫌な事じゃなければ
相手もそこまで酷い反応はしないんじゃない?
ワザと酷い反応をするのは別として。と、最近思うところ。