世の中、自分や人が避けきれない状況が溢れている。
つまり「しょうがない」が沢山ある。
「家庭の事情で好きな進路に行けなかった」
「自分が出かけている間に、家族全員が被災して亡くなった」
「10年前、高校時代、中学時代、子供の頃に戻れたら」なんて
考えたりする事は無いだろうか。
あの時の失敗を、やりなおせるのに…と。
実のところ、戻れたとしても、リセットできたとしても、
後で同じように考えるのだ。「やりなおしたい」と。
世の中には「しょうがない」が溢れていて、
それは自分じゃ避けきれない。否応無しに泥水を飲む。
どんな道を歩もうが、その偶然に出会ってしまう。
後でやり直したいと思いたくないからと、
少しでも失敗したくないからと、
決めなきゃいけない事を、考えすぎてタイムオーバーしたり
決める事自体を放棄するのは、言ってみればルール違反。
ルール違反のペナルティは重いものだ。
決めなきゃいけない時は、何でも良いから決めよう。
それが成功か失敗かは、今の自分にはわからないし、
仮に失敗だと思ったら、諦めるしかないのだから。
だって、しょうがないがありすぎて。
僕の経験から言うと、社会人になると「しょうがない」の連続。
楽しい事もあったけど、何時でも何処でも「しょうがない」がある。
「しょうがない」の視点を持たないと自分が壊れる。
しかもそういう視点を持つのが大人としての美徳とされている。
だからしょうがないのだ。
一つだけこの気持ちにケリをつける魔法の呪文がある。
ただし、以下の禁則を守らないと効力を失うので注意しよう。
・他人に聞かれない事
・心の中だけで唱える事
極大安息呪文・「ボク悪くないもん」
しょうがない。