2012年の夏、東京湾を震源としたM8.0の大地震が起きたら…
という設定で現実的に災害シミュレーションしたパニックアニメ。
パニックストーリーなのでハラハラドキドキしますが
何よりも防災と言う観点だと非常に勉強になります。
災害時の関係各所に取材を行ったからでしょうか。
ちょっと予想外の出来事が起きたりします。
都市部の災害は人が多いため非常に危険です。
余裕を失った人で溢れ返り、何をされるか分かりません。
密集した建築物による常に崖崩れと隣り合わせな状態です。
交通網は全て停止されており、家に帰る事すらままなりません。
すぐ目の前で、沢山の人が巻き込まれて死んでいきます。
この話は、世田谷に住む中学1年生の少女”未来”が、
弟を連れてお台場に遊びに行き、被災するところから始まります。
未来は、自分が家族から愛されていないと思い込み、
マイナス思考が多く子供扱いされるのが嫌いな、典型的な中二病。
「この世界なんて壊れてしまえば良いのに」と、
ケータイでブログを書いたら地震が起こってしまいました。
きっと、最初はこのヒロインにイライラする事と思います。
しかし状況を飲み込み、緊急時で他人との接触が増えていき、
今まで見えていなかったものが見えるようになる事で
だんだん冷静になっていく姿から、この物語の方向性が見えてきます。
現状での見所は、タンクローリーの炎上の熱で
レインボーブリッジが倒壊するシーンでしょうか。。