駅に一晩置いておいたら、
後ろの車輪がパンクさせられた模様。
会社に遅刻しかけた。
帰りに、会社の近くにあった自転車屋さんを訪ねた。
その自転車屋さんは寂れていると言うか、倉庫のようで
まったく開店している雰囲気が無いので心配だった。
「ごめんくださーい。やってますかー?」
おばちゃんが奥にいてニコニコしてた。
「はいはい、どしたの?」
「パンクしちゃったみたいなんですよ」
「あらあら、今ねえ息子が出ちゃってて、預かりになるけど良いかしら?」
「あ、そうなんですか。かまいませんよ」
「代わりの自転車貸そうかい?」
「いえいえ、徒歩で帰れますから要らないですよ」
「それじゃあ、明日の今くらいの時間に来てちょうだい」
名前を聞かれただけで、預かってもらえた。