君のお父さんは大丈夫?

ずっと会社で管理職に居た人が退職すると、
生活習慣のギャップに対応しきれない。

・家事が出来ない。
・部下が居ない。
・自分を知ってる人が地域に居ない。

家から出ないで威張っていたり、
家から出たまま夜まで帰ってこなかったり、
地域自治体の取り組みに参加しないなどの生活になる。

終身雇用時代のサラリーマンを生きてきた人が
地域に溶け込むのはとても大変な事だ。

例えば、地域イベントに参加しようとすると、
「○○さんの旦那さん」と呼ばれる。
自分ではなく、妻が主役である現実に衝撃を受ける。
更に、仕事の割り振りをしたとする。
しかし誰も立候補しないのだ。
プライドで「こんなのは私がする仕事じゃない」となってしまう。
役員とかリーダー決めには全員立候補するのに。

人によっては、そういった状況が嫌で、
地域に溶け込めずに引きこもってしまうそうだ。
地域のために何かしようと思わない、悪い意味で都会的な思考になる。
打開策は有識者も政府も考えてはいるものの、良い案はあまり無いそうだ。

ま、俺に言わせりゃ、打開策は他人が考えるものじゃないから無駄だと思うがね。
受動的な人は辛い思いをして、能動的な人がやっていける社会でいい。
そうでないと皆が受動的になってしまう。まさに共産主義の問題。

日本は福祉がデンマークに比べると未熟だと言われているけれど、そのデンマーク方式が今崩壊しつつある点には誰も触れないのだ。デンマークの3人に1人は公務員。異常な状況だ。
逆にアメリカは金があれば福祉が受けられるが、金次第なので非常に不平等だ。

このどちらを解決する方法も、その国が国際的に勝ち組になるしかなく、そうなるには能動的な人が増えないと良くならない。

例えば、仕事中に
「その件は情報は貰っていないからやっていません」
「必要だと気付かなかったのか」
「必要かなとは思いましたが、何しろ貰っていないので」
という考え方をする人は受動的。