質問の使い分けで相手を殺す方法

「質問に質問で返すな」とは良く言ったものだ。
質問する側がと答える側の主従関係、
すなわち秩序を壊すなという意味だろう。

つまり、相手を困らせるには質問をすれば良いわけだが、
「質問に質問で返す」のは有効な場合もある。
どう有効なのかは、質問の種類による。

質問には二通りある。
・オープンクエスチョン
・クローズドクエスチョン

クローズドクエスチョンとは、即答できる質問だ。
・原因は誰ですか?
・仕事は嫌いですか?
即答できる分、そこで話が終わる。広がらない。

オープンクエスチョンとは、相手に考えさせ、1つの答えにならない質問だ。
・何故不具合が起きてしまったと思いますか?
・どうすれば、彼を好きになれるでしょうか?
妥当な答えを考えさせる分、相手に負担と緊張を強いる。

クローズドクエスチョンはたたみかける時に有効で
オープンクエスチョンはこちらに答えが用意できない時に使える。

また、これらの使い分けを旨く行うと、
自分の知らない話題や個人的な話題を相手に出されても
話が弾ませることができ、信用される。
カウンセリングやコーチングでは必須のスキル。