叙情的なトカレフはそれらをすべて殺す

うちのアパートはLPG。
○○プロパンガスというガス会社と契約していて、
毎月料金明細書をポストに投函していきます。

このガス会社、昨年度から家電を取り扱い始めました。
つまり電気屋さんのようなチラシを配っていて、
それを見て電話注文すると自宅まで届けてくれるのです。
大好評らしいんですよ。このサービス。

ところがですよ。
昨日届いたチラシの見出しがですね。

「始めようオール電化」

いや、電機屋さんとしては良いです。
オール電化、売れます。

しかしながらガス屋ですよ。このチラシ。
オール電化しちゃったらガス売れなくなっちゃいますよ。

「IHレンジ エコキュートが安い!!」

相当Mなガス屋でした。

そういえば、電気製品の販売で思い出しました。

うちの親父は元外資の営業で
非情な環境で揉まれたせいかトーク術に長けており、とてもズルいのです。
以前、大きいストーブが欲しかったのですが、
大きくて持って来れないのですよ。
そこで○ジマ電機のチラシを見た親父が
電話で
「もってきてもらえる?
 チラシにはダメって書いてないからできるよね。
 着払いでお金払うから」
と言う風に依頼したわけです。

いざ軽トラで持ってきてもらうと、店員と親父が揉め始めました。
どうやら、持ってきてもらうと別料金がかかるそうなんですが
それを先の電話で言われなかったようです。

「そんなにかかるなら買いにいってたよ!」
「それなら他店の方が安いからいいですよ。帰れ」
3軒先まで聞こるような怒鳴り声が聞こえてきます。
やめなさいよーもーと止めに入る母親。

結局、店側が折れて別料金は無しに。
さっきまで鬼の形相だった親父はケロリとした顔。
どうやら仕事上の取引スキルである、演技だったのです。。