チャリで出勤、帰り雨

長野では、テレビはアンテナで受信するとは限らない。
山が多いためかCATV加入率が50%を超えているからである。

うちはテレビ松本ケーブルビジョンという
CATVに加入しており、安定した画質で見れるのだが
長野にして東京キー局の電波も区域外再送信されていて
地方局+キー局の地デジを見ることができる。

俺にしてみれば、地方局の存在意義など無いのだが
例えば緊急ニュースで常にテロップが表示されるような場合
地方局だとそんなもの無かったりするので助かる事はある。

しかし好きな番組は全国ネットされず、キー局の放送でしか見れないため
再送信は非常に嬉しいのである。

ところが、15日以降、その恩恵を受けられなくなってしまった。。

CATVの仕事は難視聴区域のカバー、インフラの整備であり
民放局から番組を買って放送しているわけではない。
インターネットプロバイダとコンテンツ事業者の関係に似ている。
つまり、CATVは民放コンテンツのただ乗りをしているのだ。
元々、民放局は地デジの区域外再送信に難色を示してきた。
なぜなら、面白い番組を作れるほど金のない地方局が潰れてしまうからだ。
地方局の大株主はキー局である。
日本民間放送連盟は区域外再送信を原則認めていない。
(アナログ放送の再送信すら正式には認めず”黙認”である)
地デジともなると情報の濃さに地域性が含まれるため
例えば災害情報なども再送信を行うと混乱を招く可能性があり
むやみに認めると問題化する可能性が高いという点がある。

ところが、2011年が近づき、地デジ対応テレビが普及している今
いくつかのCATV各社がキー局の区域外再送信を始めている。
全国のCATV加入者が2千万件と言われており、カバー率が無視できないし
総務大臣裁定や直接キー局と個別契約を結ぶ事で再送信している。

テレビ松本ケーブルビジョンも例に漏れず、今年6月に合意を取り付けた。
内容としては、アナログの再送信を2011年にやめる代わりに
地デジの再送信を2014年7月24日まで行えるというものである。
テレビ東京は長野に地方局が無いため、その後も協議を続けるということだった。

しかしながら有線テレビジョン放送法違反行為がLCVの受信設備で起きてしまい
2008年12月15日から区域外再送信が一時停止することになった。
テレビ松本はLCVと接続しているそうで、
LCV側が受信設備を持っているということらしい。

なんてこった。
15日以降、アニメ全部見れないじゃないか。
俺のささやかな楽しみが。。うう。。。