最近の小中高校では、
児童・生徒がトイレ掃除をしない学校もあるそうだ。
実際問題として、トイレ掃除は病原菌に感染するリスクが高い。
汲取式トイレや肥だめがあった時代と今はちがうため
免疫システムが完成していたり耐性が強い大人がやるならともかく
子供に敢えてやらせるのは時代錯誤であるという考え方はできなくもない。
つまり、自宅のトイレ掃除はリスクが低いのでやらせてもよいが
公共設備で他人と共有するトイレはリスクが高すぎるというのだ。
モンスター・ペアレンツへの配慮かもしれない。
トイレ掃除をやらせる事は次の利点があるといわれる。
・トイレの清掃方法を覚える
・公共物を大切にする心を育む
だが、俺は以下も含まれると考えている。
・汚いものでも掃除できる心構えをつくる
・他者の汚物に対する苦手意識を排除する
(例えば看護や介護に必要な事で、慣れが必要)
例えば、トイレ掃除に限らなくても掃除をする事で、
清掃方法の会得や大切にする考え方は生まれるだろう。
だが、後者について身近な対象物は、トイレ以外に思いつかないのだ。
自分が嫌だと思っていてもやらなきゃいけない事は沢山あって
でもそんなことにすら価値を見出さないといけない。
そういうのって、どうやって覚えられるんだろうか。いつ知るのだろうか。
先生側の意見をきいてみたいものだ。