今日は去る同僚の壮行会だった。
配属された年が同じ、職場の社員さんの
同期同士の、壮行会。
何度も言うのは何だかメンドクサイのだけれど一応。
俺は職場に派遣されたのが05年の5月という事もあり
05入社の社員さんの配属前だったため、彼らとは同期みたいに扱われている。
また、彼らの半分以上は普通に遊んだりするため紛れ込むと外から分らない。
なのでこういう場にも呼ばれる事もある。
そういう時って、なんて呼べばいいのだろう。とりあえず同僚にする。
同期と言い切ると、厚かましく思われるかもしれないし語弊があるからだ。
彼のために色紙を書いた。
これまた同僚に、俺と同じ読みの姓の女性が居るのだが
彼女が色紙に名前をカタカナで書いてくれたもんだから
俺も名前はカタカナにしておいた。本文を読めばすぐバレるけど。
ペンの色も同じ、書く位置も線対称と、サプライズに最適な要素だった。
ちなみに彼女はこの後、飲み過ぎて地獄を見る事になる。
色紙っていいもんだ。
直筆だから、確かにそこに誰かが書いたはずで、
その痕跡はリアルにいつまでたっても残る。
忘れた頃に出てくると、痕跡が今の時間によみがえるのだ。
過去を保存してくれるという意味では写真に似ているが
映像や画像ではなくて「モノ」として残るところが違う。
タイムカプセル的な要素を持っている。それが色紙である。
しかし、やはり普段見えるところに置いておくのはNGで
そんなことすれば見慣れて経年劣化を起こし、
そこにある時間、痕跡が色あせてしまうだろう。
彼はそれを受け取り、ちょっと目がウルメだった。
※ウルメ:イワシの仲間で目がウルウルしている。可愛い。よくメザシにされる。
彼とは以前よく飯を食いにいっていた。
同僚が色々異動していく中、彼と俺だけ残り、かなりの時間を共有していた。
社会人1?3年目なんて、悩みと怒りと鬱が入り乱れる時期だ。
そんな中、友人が居なければかなり不利だっただろう。
ちょっと寂しい。
今は「遊びにいくよ」「メールするよ」「電話するよ」
とか言ってても、結局1年も経てば疎遠になり
「まあいいかー」で会わずじまいになることは目に見えている。
人間関係なんて、触れ合う機会があるから生まれるのだ。
環境、時間が変われば、友人・親友すらも変化するのは当然だ。
だからちょっと寂しい。
でも彼の行き先は、俺に縁の深いところなので
確実にまた会うだろうなあ。
どうでもいいけど最近飲み過ぎだな。