今日から6月ですね。結婚式多いのかな。
さて、僕はMacのソフト屋さんですけれども。
MacOSXのソフトウェア開発と言えば、Cocoaフレームワークです。
CocoaフレームワークはObjective-Cという言語で動きます。
つまりObjective-Cは、Cocoaがあって初めて動かせます。
(無理すればCocoaが無くても動きますが、事実上何も出来ません)
Objective-Cの解説書と言えば、荻原本。
「Objective-C MacOSXプログラミング」という本です。
4410円もする手軽ではない専門書ですが、その対価は十二分にあります。
この本は、Objective-CやCocoaの解説/仕様書のような役割を果たすため
MacOSXのアプリ開発を始めるにあたり、最初に買うべき本ではありません。
しかしすこし慣れてくると、曖昧な点の解消やセオリーを知りたくなってきます。
で、本書を開くと明確な答えが載っているのです。
そこまできて、やっとこの本の価値がわかるのです。
同様の情報を他から手に入れようとすれば、Appleのサイトで
分野別にバラバラになってしまっている英語のPDFを探し、読みあさるしかありません。
しかしこの本、発売されると直ぐに売り切れます。
で、2倍近い値段がついてオークションやプレミア本市場に流れます。
MacOSXの開発者向けの本なので購買層の絶対数が少なく、増刷もされません。
実は初版は別の出版社からでていましたが、倒産し絶版。伝説の本になります。
当然ながらオークションでも恐ろしい値がつきました。
多くの再版要望があり、ソフトバンクCreativeから再版されましたが、
直ぐに売り切れ、また価格高騰してしまいました。
今も前作をAmazonで買う事が出来ますが、中古プレミア価格で9000円以上です。
Objective-C Mac OS Xプログラミング 荻原 剛志 ソフトバンククリエイティブ 2006-04-07 |
今回、その最新版が出ました。
詳解 Objective-C 2.0 荻原 剛志 ソフトバンククリエイティブ 2008-05-28 |
手に入れるなら今しかない!
というわけで早速ポチッと購入。
Cocoaをマジでやるなら、必携ですよ。