遅刻しました!

夕べは23時に帰って疲れていたせいか。
ケータイがサイレントモードになっていたせいか。

今日は起きれませんでした。
起きたら8:48。ぎゃぼーん。
「30分遅刻します」と電話。笑われて了承されました。
たぶん2ヶ月ぶりの遅刻。

朝に強い人は、「ありえない!」とか思う事でしょう。
目覚ましが無くても、自然に決まった時間に起きれる人ならばね。。

自分が出来る事だから、他人も出来て当然に思える。
それくらいの事が何故出来ないんだ?

私もたまにそう言いたくなる事はあります。
でもちょっとまって。
冷静に考えてみると、それは強者の弁であることに気付きます。

確かに、自然に起きれるなら良いと思います。うらやましいことです。
しかし簡単に出来るなら、もうとっくにしているわけです。
もちろん極度の緊張状態のまま毎日必死に寝起きすれば、出来るかもしれません。
例えば入試の日、遠足の日は凄く緊張しているのでパッと起きれます。
それを続ける事ができれば遅刻はしません。
しかしストレスで早死する事でしょう。

少し話を変えます。
禁煙に失敗する人は、吸わない人に「意志が弱い」と言われます。

「意志が弱いからやめられないんだよ。本当はどうでも良いと思ってんじゃないの?」

でもこれは間違いであり、無責任な侮辱です。
何故なら本人には煙草を止めたい意志も理由もあるからです。
言われた本人は自分を情けなく感じ、悲観して禁煙の自信を失ってしまうでしょう。
(そこで「なにくそ」と跳ね返れる程の人ならいいのですが)
やめられるかどうかは、「煙草への肯定的な考え方」と、「煙草がある生活」を
ぶちこわせるかどうかです。

本人は少なからず、こう思ったり経験したりしています。
・煙草は害もあるけれど、良いところもあるんだよ。。
・気がつくと、無い筈の煙草を探していた。
・朝の一本が無いと調子・生活リズムが狂う。

ぶちこわすとは、「性格や思想を無理矢理変えること」と言い替えれば
その難しさが伝わると思います。

思想や習慣を変える。
平たく言えば、以下のような事です。
・見るだけで吐き気を催す嫌いな食べ物を好きになる事。
・大好きな人を大嫌いになる事。
・エアコンをいつも使っている人が、無くても平気になる事。
・風呂好きな人が、夏でも1日おきの入浴になる事。
極端に言えば
・イスラム原理主義者がキリスト教を歓迎する事。

思想や習慣を変える必要のある事は、どれも難しい事です。
例えば、「英会話」や「ダイエット」です。
凄く難しい。だからビジネスになります。
(悪く言えば、人の弱みに付け込んだビジネスです)

人にはそれまでの人生で培った習慣があり、それがその人にとって全てです。
簡単に変えられるなら苦労はしません。

なら、諦めれば良いのかと言うと、それも違いますよね。
全てを変えることはとても難しいですが、緩和する事なら出来ます。
私は支障を来さない程度にまで緩和できりゃ、まあ良しと考えています。

というわけで、構造的努力により
遅刻の回数はココのところ激減しております。
だから今日はショックだったのでした。