うちのPCは、500GBが3台と、120GBが1台のHDDを内蔵している。
500GBx3で、RAID5を組みデータディスク(1テラバイト)。
120GBx1で、システムディスクとしている。
このうち、500GBx3のディスクアレイを
RAID0 120GB + RAID5 940GB
という構成にしたくなった。
※ICH9Rを使用したRAIDなので、複数のRAIDを組み合わせる事が可能。
この仕組みをIntel Matrix RAIDという。
つまり、システムディスクをRAID0環境にしたいのだ。
理由は、HDDの遅さがシステム性能のボトルネックだからである。
最近のCPUを使っている人なら、HDDに待たされるのが分かるはずだ。
※RAIDの種類についてはWikipedia等を参照してもらいたい。
で、やり方だが、以下の通りになる。
1,現在の500GBx3にあるファイルを全てバックアップ
2,500GBx3のアレイをRAID0+RAID5に変更(その際データは消える)
3,新しいRAID0に、120GBのHDDからシステムをクローニング(完全コピー)する。
4,新しいRAID5に、バックアップしたデータを戻す。
最大の課題は、行程3のクローニングだ。
Windowsはインストールされているディスクのジオメトリを、インストール時に固定値として覚えるらしい。
しかもブート領域であるMBRのみの話に収まらない気がする。
だから普通は『別ディスクへのシステム移動』は難しい。
ところが、一部のバックアップツールをつかうと出来てしまったりする。
例えば、商用ソフト[Acronis True Image]がある。デモ版もある。
もしクローニング後に、うまく起動できなかったら
XPのインストールディスクでMBRの再構築をするとかしてみるといいかもしれない。
それでもだめだったら、システムを再インストールすべきだ。
本来はそれがベストであるが、再インストールにはF6とかAHCIとかRAIDドライバとか、
FDDがない人にとって非常に面倒でややこしい作業が要る。
nLiteというツールで、AHCI/RAIDドライバを含めたXPのインストールCDを作る必要がある。