例により事前勉強ゼロ。
そして会場へ参考書すら忘れ、
それどころか筆記具まで忘れるというアホさ。
(受験票だけありゃ良いだろと思ったらしい)
行きがけにコーヒーと鉛筆を買い
無謀にも突っ込むのであった。
ソフトウェア開発という区分は無くなるので
受けておこうかなと思ったらしい。
座学は疲れるね。
試験が終わったのは16:30だ。
しかし、ローカル線は1時間に2?3本くらいしかない。
家に着いたのは20:30だった。ひど過ぎる。
しかし夜であるため、車内からの眺めは最高だった。
姨捨駅(おばすてえき)あたりだろうか。
すごく寒い山の頂上から見える夜景は、よく見る都会の夜景とは違う。
非常に細かい光の粒がユラユラしながら、フラクタル図形のように
目と脳を翻弄するのだ。
それを暖かい車内から眺められるのは、不思議な感覚であった。
後で調べると、見えたのは善光寺平(という平原)で、
日本三大車窓の一つに数えられるそうだ。
写真に撮りたかったが、こういうものを写真で楽しもうなど滑稽な話で
肉眼で見なければ良さが分からないと思い、やめた。
撮影すること自体を楽しむのであれば良いのだが、ブログに載せて
興味を引いてもらう用途に、貧相な写真では意味がないのだ。
また、駅の姨捨という名は、姨捨山が近くにあるからだ。
長野北部の地方では、姨を山に捨てる慣習があったのだが、
姨捨山は非常に月が美しく見られる山として古くから有名で
60過ぎた姨をこの山に捨てた男性が、名月を見て後悔に耐えられず、
翌日連れ帰ったという逸話より名がついたそうだ。
長野はどこに行ってもこのような観光の名所にぶち当たる。
ド田舎ではあるが、これを贅沢だと思えれば飽きない地域だと思う。
また、山を越えるために、電車がスイッチバックする。
マニアにはたまらない路線であろう。