ちょっと長文になっている。
単なるTBS叩きではないので、そこに留意していただければ幸い。
TBSネタを書くとオタ必死wwwwwとか言われるのがオチだが敢えて書こう。
またTBSか・・・という感じの事態が起こっている。
TBSの「アッコにおまかせ」で
音声合成オーサリングソフト「初音ミク」が紹介された。
いわずもがなだが、コンピュータに音声合成で歌わせる事ができる。
今の高性能PCだから可能な、非常に高度な技術を用いているソフトだ。
もっとも、使われ方はニコニコをみれば一目瞭然なのだが・・・
紹介時間の前半は、オタクの流行のオモチャという位置付けで紹介し
後半は、初音ミクを実践してくれたオタク自身についての時間になった。
どういう事かというと、オタクが喜びそうな質問を投げて反応を楽しむのだ。
オタクは安全に叩けるし、何かを叩けばが視聴者は気持ちよいのかもしれない。
一般の人には疎遠な初音ミクの紹介なんか、面白くないと判断したのだろう。
最終的にオチをつける事で面白おかしさを引き出してみた、とみえる。
ただ、叩き方に問題がありそうだ。
オタに投げた質問に「ちなみに、ご職業は?」というのがあり
おそらく用意されたセリフだろうが「コンビニのバイトです」と答えさせ
それに対して「ふ?んご立派ですね?」というコメントを残している。
どんだけ。
もっとも、アッコにおまかせは報道系でもなんでもなく
”ワイドショー”なので、お茶の間で楽しめれば何でもいいのだろう。
みのもんたの朝ズバッみたいなもんである。
(正直、朝からあんなもん見ると1日が鬱になるが・・・)
大抵の人が「単純で分かりやすい公式」を求めているのも悪い。
それに則って番組作りをした結果なのかもしれない。
例えばオタはキモい人。と定義づけてしまえば単純で分かり易い。
オタをよく知らない人は皆そう思っているだろう。実際キモイのもいるし。
他には、自民党は利権しか考えないとか 団塊の世代は頑固で勝手だとか。
単純で分かり易い公式だが、正しくない情報だ。
しかし、最近のTVは当たり障りの無い事しかいわないくせに
面白おかしさを出すための手法がえげつない。
その先駆けが「電波少年」「めちゃイケ」だと思っている。
確かに面白いし笑ってしまうが、何かを貶める事で笑いを誘う手法だ。
他人に対する失礼を、笑いに持っていく方向性である事は周知の事実だろう。
下品なだけならまだしも、やって良い事と悪い事をワザと踏み外している。
そうやって面白さを引き出している現状に、ある種の絶望は禁じ得ない。
(というか、子供が見たら「面白い!自分もやろう!」と思っちゃうだろ)
オタ叩き自体は一例にすぎないが、マスコミが自身の基準を世論のように流すと、
事実それに流される人々がいる。その事を忘れないでほしい。
判断基準の均一化、ステロタイプ化は、国民の思考能力の危険に他ならない。
視聴者側の心構えも悪いのだけど。。