人材確保

昨日の話のつづき。
じつはこの話、大学だけではなく、IT企業や製造業の問題に発展する。
なぜならば、理系の人材確保はそれら企業にとても重要だからなのだ。
今、理系の人材確保は熾烈を極めている。
ニートが問題になるこのご時勢、嘘のように思えるかもしれないが
企業が求めるレベルの人材はとても少ない。
(当たり前だが、全ての人が平等に求めらることはありえない)

日本は欧米と違い、大学新卒者を受け入れる体制が会社にある。
言ってみれば、青田刈りだ。
青田刈りすると言っても、少しは有望な人材を求めるわけであるが
指標にすべき情報はとても少ない。
だから学歴社会と言われる状態になった。

そこで行われるのが、人材の取り合いだ。
企業は新卒採用に多大なるコストをかけ、魅力だけを伝える。
が、絶対数が少ないので中々ゲットできない。

日本を支えているのは、大企業に卸している中小企業だ。
しかしそういった会社は、無名である。
学生はそんなの知らないから、無名会社=ダメ、となってしまう。

これからの日本の製造業は、人材確保の面からするとカナリ危ない。