ソ連とマクド

資本主義なのに共産主義

昔ソビエト連邦がペレストロイカの終焉と共に崩壊し、
資本主義の幕開けの頃、まっさきにマクドナルドが出店した。

TVで大行列ができているのを見た人は多いと思う。
日本円で60円程度のハンバーガーを頬張り
「うまい!はは、高級品だよ!」
と笑顔で言うのである。

それまでのソ連の雰囲気とは明らかに違う
資本主義の風を感じさせる店内だったそうだ。
笑顔でサービスを売り、がんばった分給与がもらえる。
資本主義を必至でとりこもうと意欲あふれる人もいれば
そんな人をバカ呼ばわりする人もいた。

まさにマクドナルドは、崩壊したばかりの共産主義にぶち込まれた
資本主義という名の孤独な弾丸なのであった。
今でも向こうでのイメージは高級店だそうな。

だ が

この日本という国の、お役所ときたら・・・
もし殆どの人が「自分はコレだけやればいい」と考えて仕事しているのであれば
全員の給与を半額にしてしまえばいい。