空気を読むという事項で思い出したことがある。
それは中学生の頃、技術の授業中だった。
クラスに、「ネコ」と呼ばれるのをすごく嫌がる人がいた。
だから周りの人は面白がって、たまにそう呼んでいた。
俺は聞いてみた。
「何故ネコって言われるの嫌がるの?」
「うっさい!」
「は?」
「……」
「マジで知らないから聞いてるんだけど…」
「……」
そのまま俺のことを睨み付け、うんともすんとも言わない。
その時、彼の隣に居たやつが俺に怒鳴った。
「お前それマジで言ってんの?流石に俺も怒るよ…」
俺は答えた。
「マジだが…何で?」
「死ね」
「死ね」
「はぁあ?ワケも知らずに納得できねぇだろ!」
俺の隣にいたkyohはそのときこう言った。
「納得しろ。お前が悪い」
「わけわかんねえよ。そんなに悪い事したのか俺はよ」
「わからないのが悪い」
何が正しいかなんてどうでもいい。
俺の気分なんかどうでもいい。
周りの人の気分を壊さない事を最優先すればいい。
そういうことを学んだひとつ。