買いたくない液晶ディスプレイ

最近のPC用ディスプレイは液晶が殆どであるが
それ以外の表示方式のディスプレイも出始めている。

少し前なら、CRTかLCDかであったが、これからは分からない。
有機ELであったり、SEDであったり。
有機ELは既に様々な機器で実用・商用化されているため、
後はコストの問題だろうと踏んでいる。

CRTは安くても見れる画質で、気にしなければとても安く手に入れられたが
液晶はどうしても安すぎる製品を買うと後悔する。
良い液晶はCRTを超えるカラースペースを持つだけに、後悔は計り知れない。

具体的には、なんというか、薄い色が描画されないのだ。
コントラストが常に高めというか、暗い場所と明るい場所の間の色が無い。
アンチエイリアスを利かせた文字がガクガクに描画される。
これはハードウェアの問題なので、補正のしようがないのだ。

店頭では、輝度が美しさに直結するが
家に持ち帰れば30?40%に落とさないとまぶしくて見れたものではない。
部屋が店内より暗いからだ。その分、淡い色へ目が敏感になる。
すると、見えなかった事実が見えてくるのだ。。

視野角等の問題は本人の考え方次第で我慢できるのだが
ちゃんと表示されない問題は致命的すぎるため絶対に避けたい。

このリスクを避けるために
最低でも、DVI端子を持つディスプレイを購入していただきたい。
もちろん接続もDVI。AD変換をしないだけでもリスク低減だ。

また、明るさにだまされないことだ。
明るさより、諧調や目に入れて痛くないことを確認して欲しい。
個人的な好みとしては、紙の印刷物を見ているような感覚がいい。
白い洋紙みたいな明るさに、インクで描いたような感覚に陥る画質。
「静的」な絵に見えれば、疲れにくいだろう。

経験上、バックパネルは明るいほど良いのだが。。
明るいバックパネルで明るさを落として使えば
キャパがある分寿命が延びるようなそんな気がするだけである。
バックパネル自体も、電源をONにしてから少ししないと
明るさが安定しない。(蛍光灯に近いものだったと思う)

最終的に、数字にもだまされてはならない。
数字で品を決めると個人差のある好みを考慮できないからだ。
服を買うのと同じで、1度見て比べることは必須。
通信販売を使うにしろ、店頭で必ず見てから買うようにはしたい。