バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

バブルへGOを見てきた。
ヒロスエが17年前にタイムスリップするのだ。
先にタイムスリップし、バブル崩壊を食い止めようとした母親を救いに行くために。

この映画はギャグ映画なので、社会問題・経済問題をまともに受け止めたような、
シリアスを期待してはいなかったのだが…ちゃんと真実が「混ぜ込まれて」いた。

■現状
・現在、日本の借金が800兆円超で、数年以内に破綻する可能性がある。
■バブルが崩壊した”きっかけ”
・1989年5月から始まった日銀の公定歩合引き上げ。
・1990年3月に始まった大蔵省の不動産融資の総量規制。

それでもこの映画はギャグ映画なので、それを前提に見ないと何かを裏切られる。

見所はやはり、1990年の東京だ。
人、衣装、建物、車、家電の見た目はもちろん1990年だ。
1990年の頃に東京で行われた数々の蛮行を映像化している。
万札振りかざしてタクシー争奪戦なんて東京でしか行われていないと思うし。。

さらに、すべてのセリフにまで気を使っている。
一例を挙げると、ヒロスエが「人多すぎ?」とポツリ言うのだ。
第2次ベビーブームの人が街で遊ぶ時期と重なるからだ。

阿部寛も面白い。彼は本当に面白い俳優だと思う。
役所広司と並んでギャグ映画にはもってこいだ。

そういえば、あの頃は俺は小学2年生であった。
商店街を歩き、店に入るだけでいろいろな物をタダでもらえたことを思い出す。

働けばいくらでもお金が得られ
役に立たない物をたくさん作り出して使い捨てていた時代なのだ。
ロケットペンシルなんてものもあったなあ。。。