労働力

労働力=人数みたいに言いのけてしまう人がいます。
でも当然ながら、実際に仕事できるかは別です。人数も関係ありますが。

誰にでもすぐ理解できて、取り掛かれる仕事は非常に限られています。

ドキュメント化、ドキュメント化と言いますが
その場その場の特殊な過去の事情・例外(※1)を知らないと、まったく対応できない仕事を
すべてドキュメント化しておくのはとても難しいことです。
仮に出来たとしても、ドキュメントから調べるだけで結構な時間をとられてしまうかもしれません。

そんな過去の事情や、容易に想像できない特殊例外仕様が満載な仕事が出来るようになるには
かなりの時間を要し、後でその事実に恐怖し、それまでの自分の仕事と格闘するのです。

一度その仕事に従事してしまうと、他の人にやらせるのが怖くなってきます。
そうなると、わかる人がいないと仕事にならなくなってきます。
そんな状況下で新しい人が来ても、やってもらえる事は本当に少ないのです。。

実は、販売側の意見と、メカの問題点をソフトでつぶしてほしいという要望が、
上記の状況を引き起こしてます。。。
最初の設計での前提条件とか、ことごとく裏切られます。
ここでも経験が必要で、初めての人にはまったく意味がわからないような
拡張性優れる設計が必要になってくるわけですが。。

※1 一部分の、ある場合のみ、別の動作にするような仕様(しかもそれが広範囲に及ぶ場合)