職質された

近くの飲み屋で同僚と閉店まで飲んだ。

店が想定以上に混み合ってバイトが足らず
みんなが定時を過ぎても働いているところ
バイトの一人、学生の男の子が帰ってしまった。
残された、長い長いオーダーシート。
飲み物の、供給が、止まった。
キレるベテランバイトのお姉様方。
まさにCHAOS。

閉店で追い出され、同僚の部屋にいった。
彼の部屋にはソーダストリームがある。
強炭酸を作り、飲みまくった。
彼は別れた彼女と、これからの自分の話をした。
2時を回り、いい加減眠いので帰路についた。

眠たい時、自宅までの500mは長い。
上着にくるまり千鳥足で歩いていると
突然パトカーが目の前に現れた。
頭の中にホワンと4つの選択肢が浮かぶ。

 たたかう
 まほう
 どうぐ
 にげる

しかし、パトカーが現れる前の記憶が無い。
意識を失って歩いていたのだろうか。
車を降りたお巡りさんがこちらに来た。

 ちょっとよろしいですか?

ちょっと?ちょっとじゃない気がして身構える。
でも話を聞くと、俺は死んだような酷い顔で
同じところをぐるぐる回っていたらしい。
脳がやる気無いので話す日本語もおかしい。
自分で変なこと言ってるの分かるのに、口がいう事聞かない。
クスリやってるのかと疑われたが
飲みすぎました~(´;ω;`)と言うと開放された。
家が遠いなら送りますがと言われたが
アパートの目の前だった。
パトカーはあまり乗りたくない。

こんな時間にも巡回してるんだな
おまわりさんは大変