10月も終わる

最近酔っ払うとiPhoneよく落とすんだよね。
昨夜落として、ケースの一部が欠けた。
ケース外して傷の具合を見てたら、裸のiPhoneをコンクリに落とした。

夕べは大宮で会議の後に懇親会で飲んでいた。
3件ハシゴして、楽しくやっていたが
宇都宮から来た奴が、たばこ買いに行って戻ってこない。
迷子である。
携帯も財布もカバンも飲み屋に置きっぱなし。
自力では帰れない。32のオッサンが迷子。
店を出て、一番遅くまでいられるメンバで終電まで探すことにした。
30分ほど駅のコンコースや周辺の公園まで探すがいない。
あいつは酒癖悪いから、喧嘩でもして捕まったんじゃないか?と
交番で聞いたら丁度32のオッサンが迷子で今までここに居たという。
その直後、困り果てて座り込んだ奴が改札前で見つかった。

普通の人なら
「え?迷っても店の名前言えば案内してもらえたんじゃ?」
と思うかもしれない。
しかし酒とは恐ろしい飲み物なのである。
幼児化し思考が止まるのでそんなこと思いつきもしないし、
酔いが深いと脳の中心部が麻痺して海馬も機能しなくなり
今の自分の行動すら忘れるのが酒なのである。
20代ならここまでにはならないが、30代以降は結構やらかす。

持ち物は先発隊が宇都宮まで持って帰ってしまったので鍵も携帯も無い。
先発隊の電話番号のメモと、10円玉と1万円を渡して帰らせる。
(ちゃんと宇都宮でホテルとれたのだろうか)

やれやれよかった、と終電のグリーン車に乗ったまではいいが
気がつくと終点の高崎だった。

いつも駅からすぐの東横インにいくんだけど、
たまたま結婚式が近くであったらしく、シングルは最後の一部屋だった。
フロントで俺の後ろに並んでた、乗り過ごし組のオッサンの眼差し。
傷だらけのiPhone。
心に突き刺さる。