MacBookAir Mid 2011のSSDアップグレード その3

届いたSSDの取り付けと環境移行をする。

キット内容

今回購入したOWC 480GB Aura Pro 6G SSD / Flash Internal Drive Upgrade for MacBook Air 2010-2011は、SSDの交換から環境移行までに必要なすべてがワンパッケージに収まっている。

  • SSD本体
  • SSDのUSB3.1変換アルミケース
  • USB3.1ケーブル
  • トルクスドライバー2本
  • エンクロージャを入れる布ケース

すばらしい。ケースもUSB3.0かと思ったら3.1って書いてある。
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MacBookAir Mid 2011のSSDアップグレード その2

前回、SSDをより高速で大容量にすることでMacBookAir(以下MBA)をパワーアップすることにした。今回はSSDを手に入れよう。

安く個人輸入しよう

MBAのApple独自形状に対応したSSDは、現状下記の2種類ある。

  • トランセンドのJetDrive 500シリーズ
  • Other World ComputingのAura Pro 6Gシリーズ

どちらも国内正規販売品は3万円以上する。今回は米国のOWCを選んだ。メーカダイレクトのECサイトMacSales.comで購入した。eBayやAmazon.comを使う手もあるが、今回はあまり安くなかった。
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MacBookAir Mid 2011のSSDアップグレード その1

前提

MacBook Air Mid 2011は、時代の進化からすると古いハード構成となっており、Appleのサポートは切られmacOS mojaveも対象外となった。
しかしながらSandy Bridge世代のCore i5を搭載しており、2019年現在でもWebや事務用途なら問題ない性能を持っている。サイズ感やバッテリーも不満はないので、Windows10とOfficeを入れて外先やコタツで使えるマシンにしてしまおう!というのが今回の流れだ。
Webを見ながら書類作成するようなマルチタスクなPC環境は、タブレットにはない魅力なのだ。

なおMacBook Airのモデルはここで識別できる

元々知ってたこと

このマシンには、大きな弱点が2点ある。メモリとSSDだ。
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MacBook AirにWindows10いれた2

先日、MacBook Air(Mid 2011)にWindows10 64bit版を入れたが、MBRディスクでインストールしてしまった。本当はUEFI bootにしたかった。

というわけで3連休でUEFI起動でのインストールを試行錯誤したところ、結論がでた。

MacBook Air Mid 2011で、Windows10のUEFI起動は無理。

BIOS互換モード(+CSM)でインストールすれば最高に素直に動く。それで我慢しろ。
ちなみにBIOS互換モードの問題点は次の通り。
・起動がちょっと遅い。スリープ運用なら問題にならない。
・仮想化支援のIntel-VTが動かない。
・AHCIやRAIDは動かない。ただしTrimは有効。
※MBA Mid2011の標準Apple純正SSDはSATA300で元々遅い。TranscendのJetDriveに換装するとSATA600で使える。
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自宅のルータを更新 IPv6化

それまで使っていたAterm WG8700Nの無線の調子があまり良くなく、もし突然死されると仕事に支障が出るため早めに交換することにした。

新しいルータはAterm WG1900HP2という今年のモデル。単純に性能が上がっているので高速化を実感できるが、今回はv6プラスやtransixといった「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6」サービスに対応しているものを選んだ。
なお「IPv4 over IPv6」とはIPv4パケットをIPv6でくるんで通信する方式で、MAP-EやDS-Liteと呼ばれているものである。プロバイダにより対応状況が違うが、自分の使っている朝日ネットでは対応していないため今回は触れない。

最近はIPoEによるIPv6接続がトレンドだ。IPv4についてはIPv4 over IPv6やPPPoEで併用する。ついに時代はIPv6!総グローバルアドレス社会か…と未来を感じる日がやってきたようだ。

しかしIPoEにはだいぶ戸惑った。ダイヤルアップ時代はPPP、ADSL時代もPPPoEに慣れきっており、プロバイダにログインしないとIPアドレスが付与されない(インターネットにつながらない)ものだという思い込みが強かったからだ。
プロバイダから渡されたIDやパスワードを入力せずとも、線をつなげば勝手にIPアドレスが与えられてネットが使えているし、繋がるサイトとダメなサイトがある、といった中途半端な状況を見て、違和感この上なかった。これは勉強が必要だぞと。

フレッツ網におけるIPv6

IPoEの概念自体は知っていたが、実際使ってみるとナルホドよくわかった。IPoEとは、回線に物理的に接続すると自動でIPv6アドレスが付与される仕組みである。具体的にはIPv6プレフィックスがRAで通知され、DHCPv6がDNSサーバを広告する。これらつまりIPv6の新しい標準機能であり、プロバイダのPPPを通さずにインターネットにつながるのだ。通信相手がIPv6であればこれだけでいいし、通信経路も無駄がないため凄く速い。

IPv6標準機能で実現していると書いたが、IPv6パススルー(ブリッジ)に対応しているルータを回線に接続すると回線事業者から機器にIPv6アドレスが付与・生成される。ちなみにIPv6ネットワークアドレスは、ISPから付与される前半のプレフィックスと機器が自分でMACアドレスより生成する後半のアドレスで構成される。機器がルーターであれば、パススルー機能で配下の機器にもプレフィックスが通知され、個別のアドレスが生成される。IPv6は規格そのものが機能的で、IPv4と違う世界であることを実感する。
このような仕組み上、古いルータでもIPv6パススルー(ブリッジ)に対応していれば、IPoEが使える可能性がある。ただし後述のデュアルスタックには対応していないものが多いため、IPv4も使おうとしてPPPoEしてしまうとIPv6もPPPoE経由となり意味がない。

ところで、IPoEでつながってもIPv6アドレスしか持ちえないのでIPv6未対応の相手とは通信できない。観れないサイトがあるのはそのせいだ。不便なのでIPv4アドレスも欲しい。そこで、プロバイダに合わせてルータを設定することになる。IPv4 over IPv6サービスがあればそれを、無ければIPv4をPPPoEで設定すればIPv4アドレスをゲットできる。過渡期なので仕方がない。ゲーム機はIPv6に未対応なものが多いのでIPv4ゲートウェイはまだ必要である。

うちで使っているISPの朝日ネットはIPv4 over IPv6サービスを提供していないため、IPv4だけPPPoEを使わなければならなかった。IPoE対応したルータはデュアルスタックに対応しているため、IPv4とIPv6それぞれの接続状態を確認できる。今回の場合IPv6はIPoE、IPv4はPPPoEでの接続となった。(なお回線がIPoEに未対応だった場合は、IPv6/IPv4共にPPPoEでの接続となるようだが、本機はIPv6 over PPPoEに未対応だ。最近のルータは、IPv6についてIPoE利用を前提に作られているようだ)

忘れがちな問題はセキュリティである。IPv4ならLAN内は今まで通りNAT(NAPT)を使用すれば取りあえずセキュアだが、IPv6はグローバルアドレスなので外部から丸見えになってしまう。外部と機器が直接通信可能で超絶危険な状態だ。ルータなどでフィルタリング設定が必要であることに留意されたし。最近のルータには「NDプロクシ」という実装がされているので必ずこれを使おう。

LANケーブルの修理

仕事に疲れて何もやる気がなくなると自分で仕事を作り出す。

以前ストレスフルな状態になった時は、社内からありったけのホワイトボードマーカーを集めてインクを補充しまくって一日を過ごした。

今日はツメの折れたLANケーブルに悩まされていたこともあり、コネクタを交換修理することにした。ハード屋さんの棚をあさると、RJ45コネクタはすぐに見つかった。でも「かしめ工具」が無い。

工具の所在を探して回ることにした。
自分の課に無いなら、部内で探すことになる。部員は100名以上いるから、誰か知ってるだろう。でも流石に全員に聞いて回ることはできない。メーリングリストで聞いても良いが、部長が見たら仕事サボってなにしてんだ状態になりかねない。
よく話をする電気系エンジニアを10名ほど見つくろって聞くことにした。

すると皆、見たことが無いという。どうも部内には存在しない可能性がでてきた。あらゆる圧着工具がそろってるのに、RJ45だけないんか。社内設備などを担当する工務課や、装置を作る製造課ならありそうだという。そりゃ製造課にいけばあるだろうが…。
ところで手軽に「貸して」で貸りられるのは開発課や工務課くらいだ。製造課は工具がなくなれば事故につながる。航空機の整備工場で工具がなくなると大変な騒ぎになるが、同じくらい難しいだろう。一時的でも貸し借りはさせてもらえない可能性が高い。
工務課にはそもそもコネクションが無い。知りあいの知りあいまで頼んで探してもらう必要が出てくる。普段の仕事でも分野外の事を推し進めるためならそんなこと日常茶飯事だが、こんな遊びに巻き込むのも気が引ける。

以前、工務課の方に蛍光灯を替えてもらった事を思い出して取り次いでもらったところ、自分のいる開発部にあるとのことだった。マジか。よくよく調べると、よりにもよって自分の課内であった。昨年、組織変更の吸収合併があった時に紛れ込んだらしい。ようやく発見したときには夕方になっていた。

工具には、RJ45のコネクタとコネクタカバーがセットで保管されていた。とりあえずLANケーブルを修理できたので満足だ。

OLED

国内メーカから有機ELテレビが発売されて久しい。電気屋さんに行けば、大画面で美しい映像が見られる。しかし、それらは全て韓国のLGやサムスンのパネルである。

どのメーカもパネルが同じだから、画像処理による調整で差をつけようと頑張っている。パネル製造元のLGのテレビより、日本メーカーのテレビの方が画質が良いのは調整の賜物だろう。

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医者通いの盆休み

今更だが、今年は8月の盆休みを9日間とった。

明けてみれば曜日感覚が完全になくなってしまい、燃えるゴミの日を忘れる体たらくである。たまの長期休みもいいものだ。

この休み中、いろいろあった。主に医療関係で。

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