この夏は

大学時代の友人に11年ぶりに会いに根室に行ったり
西伊豆でアジ釣りを楽しんだり
飲み代に10万円使ったり
合コン行ったり
それなりに充実していたと思う。

そんな中、仕事も多忙を極めた。
その一環でローンについての勉強会があり
労金の人から聞いて驚いたのが
ヴァイオリンという楽器の値段についてである。

ローンの相談に来る人は、
「あなた、その前にもっと必要な物があるんじゃないですか」
と言いたくなる人も多いという。
生活費や老後の資金も足りていないのに
子供の教育費だけは糸目をつけないという人が、とにかく多いらしい。
その中に出てきたのが、ヴァイオリンの購入費。

ヴァイオリンは1万円から何千万円もするものまでピンきりだが。。
子供用の分数ヴァイオリンなら1万円くらいからあるが、大人が趣味で始めるなら最低20~100万クラスが必要となる。それでもそれらは界隈の人に言わせれば「ニセモノ」であり、音大を目指すなら300万クラス以上の「ホンモノ」でないとコンクールも受からないし、プロなら1000万を超えるものが普通なのだという。
1000万円以下のヴァイオリンは、音の違いが明確なのだそうだ。
スポーツに例えるならフィギュアスケートのような、お金持ちでないと教育が難しいジャンルの楽器なんだろう。

何でも、新しいものは安く健康状態こそいいものの、音がひっくり返るだのキンキンしやすいだので、奏者からゴミ扱いされるそうで。古くて安定した音が出るものが良いものとされるが、あまり古すぎてボロだと音量が出ないらしい。古さのオーダーはというと、数百年といった感覚で、殆どイタリア製。
有名なストラディバリウスは1600年~だそうで、少なくとも世のヴァイオリンはこれより新しいということだ。

まあ、ブラインドテストすると新品が一番音が良いと判断されることもあるらしいので、俺にはよく分からんが、金がかかるということだけはわかった。
まるで家を買うような話である。