大雪で脱線

この大雪で甲府盆地を中心に各地は大変な目にあった。
うちの周りも車庫やヒサシが潰れ、なかなか手酷くやられた。

JR中央本線の復旧が遅れたが、除雪作業中に機関車が脱線したそうだ。
通常、大雪には排雪列車(ラッセル車)という特殊な車両を用いて除雪するが、
あまりの大雪に急きょ除雪装置の無い通常の機関車が投入されたそうだ。
機関車は一般的な旅客車両と違い、貨物列車をけん引するため重量がある。
それで雪を押しのけようとしたが、耐え切れず脱線してしまったらしい。
JRは、機関車の脱線と中央線の復旧遅れに関連はないとしている。

今回、同じ様にうちの前を走る高崎線も機関車で対応していたようだし
JR側も事情があるだろうから、機関車を使う対応自体は不思議に思わず
流石に中央線は凄かったんだろうなあ、程度に考えていたが。

これについてマスコミの書き方がだいぶ違う。
特に、首都圏との交通が断絶され恨みがつのる信州毎日新聞は
JRの見解と正反対の見出しで、思い切り噛みついている。
しかし渦中の山梨日日新聞は淡々としているものである。
以前から時々気になっていたが、信毎は被害者ヅラが得意みたいだ。

■山梨日日新聞
【大雪情報】除雪作業の機関車脱線 大雪で運休の中央線で

■信濃毎日新聞
長引くあずさの運休、除雪機関車脱線が原因 JR公表せず

■日本経済新聞
中央線全線、5日ぶり再開 除雪作業の機関車脱線

■スポーツニッポン
大雪で運休の中央線で除雪作業の機関車脱線

■NHK
小淵沢駅 除雪の機関車が脱線していた

■FNN
大雪の際、JR小淵沢駅構内で除雪作業中の機関車が脱線

余談。
機関車とは、動力を持たない客車や貨物車をけん引する車両のことである。
昔は蒸気機関車がこの役目を担っていたが、今では電気機関車のことを指す。
現在乗る機会の多い通勤列車や新幹線は、客車も動力を持っている。
「機関車」を見る機会といえば、貨物列車と、寝台特急くらいだ。